しゃべるだけロビを動かしてみる
2015年1月12日


 前回はリモート接続でロビが認識した認識語番号をパソコンで読み取って関連画像を表示するプログラムを作成しました。
 今回はそのプログラムを拡張して別のロビを操作する機能を追加してみました。

 マイコンボードだけ搭載したしゃべるだけロビは音声認識ができないので音声で操作する事はできません。
 音声認識は通常のロビで行いその結果をリモート接続で回はそのプログラムを拡張して別のロビを操作する機能を追加してみました。



 通常のロビとしゃべるだロビはリモート接続でそれぞれパソコンのUSBに接続します。
 WindowsではSDカードが別のドライブに割り当てられます。

 どちらのロビも改造したメインプログラムを走らせておきます。
 このプログラムは音声認識した結果(音声認識番号)を「音声認識.LOG」というファイルに書き込むようにしてあります。
 また音声認識以外でもプログラムが実行できるようしてあります。
 このプログラムはロビボイスプレイヤーで音声認識番号で直接プログラムが実行ができるようにしたものと同じです。
 リモート接続でサーボを動かす仕組みの拡張として「サーボ.LOG」で認識番号を転送しています。

 今回はクイズの「はい」と「いいえ」の音声認識はクイズのプログラム内で行っているのでこのプログラムも改造して音声認識番号を書きこむ必要があります。
 そうしないしゃべるだけロビがクイズの解答待ち状態になってフリーズしてしまいます。
 また直接実行でクイズの音声認識番号を処理すため「サーボ.LOG」の読み込みをクイズのプログラムで行う必要があります。

 このためロビボイスプレイヤーでは各プログラムで音声認識を行っているプログラムは実行できないようしています。



 画像表示プログラムに「ロビ同期」というチェックを追加してこのチェックがあると認識番号で別のロビに音声認識番号を転送するようにしています。


 実際にこのプログラムを動かした動画です。

     

 

 クイズの部分の動画は後から追加しました。
 最初はしゃべるだけロビに対してクイズの解答ができないのクイズは諦めていましたがクイズプログラムを改造して実現しました。
 しかしオリジナルのプログラムは各問題毎に音声認識をやっているので全問に対して変更が必要でかなり苦労しました。
 ロビのプログラム全般に言えますがもう少しきれいに書いてくれればと思います。

 なおロビのプログラム変更やSDカードの書き換えは、ロビ本体への影響を及ぼす可能性があるのであくまでも自己責任という事でお願いします。
 必ずオリジナルのSDカードのバックアップは取っておいてください。
 問題があったらオリジナルのSDカードに戻してください。

 特にUSB接続を行うにはロビのマイコンボードの改造が必要になってきます。
 マイコンボードの改造を行うとデアゴスティーニの無償保証が受けられなくなりますので注意してください。

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