プラロボホンの改造その2
2017年2月10日
前回はロビのマイコンボードとスピーカーを組み込んでロビのプログラムを動かしてしゃべるようにしましたが今回は口と目のLEDを制御してみます。
口と目のLEDもマイコンボード制御するのでLED制御用の基板を使用します。
第三版の65号で口のLEDボードが提供されますが、実はこのボードで目のLEDも制御しています。
このボードに口のLEDと目のLEDを接続すれば口と目をマイコン制御する事ができます。
このボードに接続するために4線のボードケーブルと6線のLEDケーブルが1本づつ必要です。
4線のボードケーブルは3種類使っていますが長さがちょうどいいのは第三版の66号で提供されるLED/リモコンケーブル(長い方)です。
6線のLEDケーブルはは第三版の64号で提供されますが左右2本提供されますが途中で切って使うのでどちらか1本を使います。
なおロビのパーツは結構高価なので適応するコネクターがあればそれを使う事も可能です。
口のLEDはボードに付いていますがこれをプラロボホンに実装するのは難しいので別のLEDを新たに付けた方が楽に実装できます。
ロビクルのLEDがちょうどいい明るさなのでこれを使用しました。
ロビクルのLEDはロビクル第11号で提供されますが、前回使ったスピーカーもこの号で提供されるので新たに購入される場合はこの号の購入をお勧めします。
またハンダ付けに自信のある方はボードからLEDを外してそのまま使う事もできると思います。(私は自信がないのでやってませんが)
この後出てくる目のLEDはフルカラー(RGB)のものを使いますがそのRだけ使うという手もあります(少しもったいないですが)
ボードに付いているLEDの端子にリード線をハンダ付けをします。
この時元のLEDは外す必要はありません。
外しても構わないと思いますがまたこのボードをロビで使う場合はそのまま付いていた方が楽に戻せます。
プラロボホンの口のパーツ(H1)にLEDを仕込みます。
この時注意する事はこのパーツは透明なので外から目のLEDの光が漏れるため遮光する必要があります。
この写真では黒のビニルテープを巻いていますがまだ漏れるようであればアルミホイルを巻いてください(電極のショートに気を付けてください)
目のLEDはこちらのものを使いました。
RGBのLEDが独立してパッケージに入っています。
パッケージの隅に斜めの切込みが入っているのでそれを目印にして左右を確認します。
切込みを右にすると上がアノード(-)、下がカソード(+)となり、左からB(青)、R(赤)、G(緑)の順番でLEDが入っています。
今回使うLEDはかなり高輝度なので絶対直接見ないでください。
点灯試験になどする場合は黒いビニルテープなどを貼って減光して行ってください。
ボードとLEDの配線図ですが、ボードのRGB信号はレベルが高い(明るい)ほど0Vに近づきます。
従ってRGBの信号はアノード(-)側に接続します。
カソード(+)側は共通にしてボードのVCCにつなぎます。
LEDにリード線をハンダ付けします。(ハンダ付けがヘタなのは気にしないでください)。
LEDをプラロボホンに実装する時に自立した方が都合がいいので硬い線(1芯のLANケーブル)を使用しました。(少し硬すぎて位置を調整するのに苦労しました)
上の配線図とLEDの説明書を参考にしてアノード(-)側のRGBに各リード線をカソード(+)側の端子すべてにハンダを盛りVCCのリード線をハンダ付けします。
プラロボホンの顔パーツ(P1)にLEDの穴を開けておきます。(上のパーツも同様)
あまり大きいと目玉パーツを差し込む穴を壊すので適当な大きさにします。
実際この穴にLEDを入れなくても大丈夫なのであまり大きさや穴の形状にこだわらなくてもいいと思います。
なお顔パーツ(P1)は白いのでLEDの光が漏れて顔全体が光ります。
裏側全面にアルミホイルを貼っておく事をお勧めします。
なおアルミホイルを貼っも顎の隙間から光が漏れますので気になる方はLEDの後側を遮光すれば良いと思います。
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頭の中にリード線を入れるため頭のボックス(M3)の目玉の中心が来る位置に穴を開けます。
リード線を通してLEDの位置を調整します。
この時、無理やり動かすとLEDのパッケージを壊してしまうので注意してください。(実際にやってしまいました)
リード線と途中で切断した6線のLEDケーブルを配線図を参考に結線します。
6線のうち4線しか使いません。
実際にプラロボホンを動かした動画です。
ここで使っているプラロボホンがしゃべり続けるというプログラムは下記のURLよりダウンロードできます。
pr_voice.zip
ロビがしゃべる言葉を一定間隔でランダムにしゃべったり歌を歌ったりし続けます。
その時口のLEDが点滅します。
また再生する音声番号により目のLEDがの色を変えます。
マイコンを起動するとこのプログラムが動き出します。
詳しい説明はダウンロードに含まれるReadMe.txtを参照してください。
なお今回の改造は配線を間違えるとマイコンボード等が壊れる事がありますのであくまでも自己責任という事でお願いします。
また必ずオリジナルのSDカードのバックアップは取っておいてください。
問題があったらオリジナルのSDカードに戻してください。
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