ロビ2の赤外線リモコンボード調査
2019年1月10日
ロビ2 74号で赤外線リモコンボードが配布されました。
赤外線リモコンボードはロビ1でも付いており基本的な機能は変わっていないものと思われます。
ただロビ2ではボードサイズが半分の大きさになっており赤外線の送受信部もロビ2の左目に変更されています。
この基板はロビ2の頭部に取り付けられシリアルバス(I2C)で接続されます。
また赤外線の送受信部はロビ2の左目に付いておりこのボードとシリアルバスとは別のコネクターで接続されます。
赤外線リモコンボードの接続
74号完成時点ではシリアルバスがマイコンボードまで接続されていないので赤外線リモコンボードを動かすには接続する必要があります。
頭の後部に付いているRTCボードの接続されていないシリアルケーブルを外してこのコネクターにマイコンボードから来ているシリアルケーブルを接続します。
次号以降でこの間に音声認識ボードや画像処理ボードが接続されますので今回は暫定的な接続となります。
赤外線リモコンの登録/確認方法
ON/OFFの登録
ロビ2の電源を入れる。
LEDが点灯する。
DIPスイッチの1番だけをON(上)にする。
プッシュボタン(赤)を長押しする。
LED(赤)が点滅する。
点滅が終わったらプッシュボタンを離す。
LEDが消灯する。
リモコンをロビ2の左目に向けてON/OFFボタンを長押しする。
LEDが点灯する。(この時点滅する場合は登録エラー)
ON/OFFボタンを離す。
ON/OFFの確認
DIPスイッチの1番だけをON(上)にする
プッシュボタン(赤)を短押し(すぐに離す)する
テレビがON/OFFするのを確認する。
チャネル変更の登録/確認
DIPスイッチの2番だけをON(上)にしてON/OFFと同じ操作をする。
音量大の登録/確認
DIPスイッチの3番だけをON(上)にしてON/OFFと同じ操作をする。
音量小の登録/確認
DIPスイッチの4番だけをON(上)にしてON/OFFと同じ操作をする。
赤外線リモコンの登録が終わったらDIPスイッチを元の状態に戻してロビ2の電源を切ってください。
赤外線リモコンボードテストプログラム
赤外線リモコンボードによりテレビを操作するテストプログラムを作成しました。
Q-boのココロに入っているロビ2のテストプログラム(STARTUP.BIN)と置き換えて動かします。
voiceフォルダーには次のロビ1の音声ファイルを入れておいてください。
292.wav,293.wav,295.wav,298.wav,301.wav
これらの音声が無くてもテストプログラムは動きますがロビ2はしゃべりません。
なおテストプログラムは上半身だけ置いて動かせるようにサーボモーターは動かないようにしています。
テストプログラムは以下のURLよりダウンロードできます。
irtest.zip
実際に動かした動画です。
ロビ1のプログラムでの動作
ロビ1のプログラムをロビ2を動かすことによって赤外線リモコンボードを使ってテレビを操作する事ができます。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
実際に動かした動画です。
なおデアゴスティーニから提供されたプログラム以外のものを動かすとマイコンボードやサーボモーターに影響を及ぼす可能性があるのであくまでも自己責任という事でお願いします。
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