ロビ2の写真撮影プログラム作成
2019年5月19日


 ロビ2のカメラを使った写真作成プログラムの作成方法を紹介します。
 今回作成にあたってはロビモーションシミュレーターとロビプログラムコンパイラーを使用します。
 それぞれの詳しい操作方法とソフトウェアのダウンロードはリンクページから行ってください

 ロビモーションシミュレーター
 ロビプログラムコンパイラー


モーションの作成

 ロビモーションシミュレーターのモーション作成機能でモーションを作成します。



 シャッターの効果音はvoice\S_新コンテンツ\S_053.wavです。
 音声は写真撮影の機能には影響しませんので入れなくても構いません。

 モーション書出しボタンでモーションをRM4に出力します。
 この時点ではまだロビ2のプログラムに出力しないので編集可能なRM4形式で出力します。

 書き出すに実行ボタンでのモーションをシミュレーションして確認してください。
 また必要に応じて実機を繋いでモーションの動きを確認してください。


写真撮影のコマンド組み込み

 メモ帳等テキストエディターで書き込んだRM4を開いて写真撮影のコマンド組み込みます。



 シャッターの効果音の前にカメラ準備のコマンドとカメラ撮影のコマンドで挿入します。
 準備と撮影の間にインターバルを設けています。(wait data)
 標準の写真撮影プログラムはwait dataの値は120(2秒)となっています。

 写真撮影部のテキストデータはこちらです。
 なおカメラ準備をプログラムの前の部分に持ってきてカメラ撮影との間にいくかモーションがあればこのwait dataは必要ありません。



 また写真撮影後にロビのメインプログラムに戻る場合は必要ありませんが同じプログラムで連続撮影する場合は撮影後インターバルを取ってカメラステータスをクリアするコマンドを入れておく必要があります。
 カメラクリア部のテキストデータはこちらです。


プログラムのコンパイル

 ロビプログラムコンパイラーでロビ2のプログラム(STARTUP.BIN)に写真撮影プログラムを組み込みます。



 読込みボタンで写真撮影コマンドを組み込んだRM4ファイルを読込みます。
 続いて変換ボタンでロビ2のバイナリプログラムにコンパイルします。



 書込みボタンでロビ2のSDカードのSTARTUP.BINを指定します。
 直接ロビ2のSDカードのSTARTUP.BINに書き込む場合は必ずオリジナルのSTARTUP.BINはバックアップパックを取っておいてください。



 音声認識語入力ダイアログが表示されるのでプログラムを動かす認識語を指定してください。
 写真撮影プログラムがロビ2のプログラムに組み込めたのでロビ2を起動して先程指定した認識語で動かす事ができます。

 実際に動かした動画です。

   

 今回作成したプログラム(RM4)camera.zipです。
 デアゴスティーニから提供されたプログラム以外のものを動かすとマイコンボードやサーボモーターに影響を及ぼす可能性があるのであくまでも自己責任という事でお願いします。

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