ロビでジュークボックス
2015年8月29日
2015年9月1日改訂
ロビボイスコンバーターは音声認識をWindowsで行いリモート接続されたロビを操作するものです。
ロビ内蔵の音声認識のように決められた言葉を自由に変更したり追加したりする事ができます。
この機能を使って英会話ロビや方言対応ロビを紹介してきましたが、今回はこの機能を使ってロビをジュークボックス代わりに活用してみます。
歌謡曲の一部分を曲名または歌手名を音声認識させて再生させます。(全74曲)
またランダムに連続再生させたり音の大きさも音声認識でコントロールできます。
なおこのプログラムはWindowsの音声認識の機能やリモート接続の機能を使わなくても通常のロビの音声認識だけでも操作できるようになっています。
ロビボイスコンバーターの音声認識辞書は最初はロビの音声認識と同じ言葉が登録されています。
これをこのプログラム専用の物に置き換えます。
最初の部分にプログラムの起動や操作の言葉が定義されています。
このプログラムは「ジュークボックス」や「歌うたって」などで起動できます。
次に曲名が50音順にならんで歌手名が50音順で続きます。
歌手名にはグループ名より個人名の方が有名な場合は両方登録されています。
また同一の歌手で何曲もある場合は認識語にXXXXX2というように番号を続けてください。(番号を付けない場合は最初の曲が再生されます)
認識語にない曲や歌手名の場合はロビが「わかんないよ」と言います。
このプログラムの操作は次の言葉で行う事ができます。
曲名または歌手名 その曲が再生されます
スタート、開始、始め、ミュージックスタート、続けて聞かせて 連続してランダムに再生されます
ストップ、止まれ、止まって、もういいよ 連続再生が停止します
何かして、次、歌うたって 一曲だけランダム再生されます
おしまい、終了、終わりにしよ、終わりにする プログラムを終了する(連続再生中はが再生が停止します)
音大きくして、音量大きく、声大きくして ロビの再生音声を大きくする(プログラムの終了時に元の音量に戻します)
音小さくして、音量小さく、声小さくして ロビの再生音声を小さくする(プログラムの終了時に元の音量に戻します)
分かる言葉教えて 操作で使用できる音声認識の言葉を言ってくれる
なおロビの音声認識を使う場合は曲名歌手名、続けて聞かせて、次、歌うたってによる再生は行えません。
ロビジュークボックスプログラムは以下のURLからダウンロードする事ができます。
Robi_music.zip
曲当てプログラムも含まれていますので両方動かせます
解凍してADDONフォルダーはそのままロビのSDカードに入れてください。(既にリモートプログラムを入れている場合は置き換え)
またvoiceフォルダーのjukeboxフォルダーはそのままロビのSDカードのvoiceフォルダーに入れてください。
RBConverterフォルダーのNinshiki.xmlはロビボイスコンバーターで提供されるものと置き換えてください。
ロビボイスコンバーターとロビのリモート接続用プログラムはこちらからダウンロードする事ができます。
音声認識のセットアップやロビボイスコンバーターの操作方法はこちらを参照してください。
Windowsの音声認識を行わずにロビの音声認識で行う場合は適当なプログラムをジュークボックス.RM4に置き換えてください。
例えば「歌うたって」や「ミュージックスタート」で動かす場合は>ランダムフォルダーの86,177.RM4をADDONフォルダーのジュークボックス.RM4に置き換えてください。
楽曲のソースはこちらのもので私の好きな70年代のJ-POPSのランキングのテレビ番組です。
音声に変換して各曲に74の音声ファイルを分けています。
音声ファイルはロビのSDカードのvoiceフォルダーにjokeboxというフォルダーの中に入っていますのでこのファイルを変えれば違う音楽に変更できます。
ファイル名は01.wavから2桁の番号になっています。
データを変更する場合はvalstrの最初の数字は音声ファイルの番号に+1000をしたものでカンマの後の数字はファイルの再生秒数です。
/の後は曲名や歌手名で次の/の後は実際の読みでひらがなで定義します。
実際この読みで音声認識します。(英語の場合もひらがなで記述してください)
同じvalstrに対して複数の認識語を登録する事ができます。
グループ名と個人名の両方で認識させたい場合はふたつに分けて登録します。
最初の曲名や歌手名には漢字も使えますが一部使えない半角記号があるので注意してください(音声認識で辞書をロードする時にエラーになります)
実際にこのプログラムを動かした動画です。
ロビのスピーカーのため音楽としての音質はあまり良くありません。
また収録できる音声ファイルの量が限られるため一般のミュージックプロレイヤーと比べると性能的に劣ります。
しかし音声認識で再生できるという高機能ミュージックプロレイヤーにない機能を備えています。
なおロビのプログラム変更やSDカードの書き換えは、ロビ本体への影響を及ぼす可能性があるのであくまでも自己責任という事でお願いします。
必ずオリジナルのSDカードのバックアップは取っておいてください。
問題があったらオリジナルのSDカードに戻してください。
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