ロビで曲当てクイズ
2015年9月1日
前回はロビボイスコンバーターを使ってロビに音声認識で演奏する曲をリクエストしました。
今回はその逆でロビが演奏した曲のタイトルまたは歌手名を答えて音声認識でロビに合っているかどうかを判定させてみます。
曲の音声ファイルと認識語のデータは前回と同じものを使います。
なおこのプログラムのため若干認識語を追加しています。
Windows版のロビボイスコンバーターは認識語を辞書として音声認識エンジンに登録して音声認識の精度を上げています。
しかしこの方法だと辞書に登録されていない言葉は認識されません。
このためクイズの解答としては辞書に登録されている言葉に限られてしまいます。
これだと少しクイズの面白味に書けてしまいます。
そこでロビボイスコンバーターをバージョンアップして認識語辞書+一般辞書で音声認識ができる機能を追加しました。
認識語の項目にUNDEFINEという定義があった場合、認識語辞書に該当しない認識語は一般辞書で音声認識するようにします。
ロビボイスコンバーターが認識結果を認識語データと照合してない場合はこのUNDEFINEの動作をするようにします。
今回この項目に1000という番号を割り付けていますので曲当てクイズのプログラムではこの番号が来たら不正解とするようにプログラムしてあります。
なお前回のジュークボックスプログラムではロビに内蔵されていないリクエストに対してはロビは無視しましたが、今回この機能を使ってロビに「わかんないよ」と言わせるようにしました。
ロビボイスコンバーターの音声認識辞書は最初はロビの音声認識と同じ言葉が登録されています。
これをこのプログラム専用の物に置き換えます。
最初の部分にプログラムの起動や操作の言葉が定義されています。
このプログラムは「曲当てクイズ」や「クイズ出して」などで起動できます。
解答は曲名または歌手名で答えられます。
歌手名にはグループ名より個人名の方が有名な場合は両方登録されています。
ただし同一の歌手で何曲もある場合は認識語にXXXXX2というように番号を続けないと正解にはなりません。(番号を付けない場合は最初の曲が正解となります)
このプログラムの操作は次の言葉で行う事ができます。
スタート、開始、始め、ミュージックスタート、続けて出して 連続して出題されます
ストップ、止まれ、止まって、もういいよ 連続出題が停止します
問題出して、次 一問だけ出題されます
おしまい、終了、終わりにしよ、終わりにする プログラムを終了する(連続再生中はが再生が停止します)
最後にロビが成績を言ってくれます
音大きくして、音量大きく、声大きくして ロビの再生音声を大きくする(プログラムの終了時に元の音量に戻します)
音小さくして、音量小さく、声小さくして ロビの再生音声を小さくする(プログラムの終了時に元の音量に戻します)
音短くして、もっと難しくして ロビの再生時間を短くする(難易度が上がります)
音長くして、もっと優しくしてて ロビの再生時間を長くする(難易度が下がります)
超ウルトラ ロビの再生時間を最短する(難易度が最高になります)
分かる言葉教えて 操作で使用できる音声認識の言葉を言ってくれる
曲当てプログラムは以下のURLからダウンロードする事ができます。
Robi_music.zip
ロビジュークボックスプログラムも含まれていますので両方動かせます。
解凍してADDONフォルダーはそのままロビのSDカードに入れてください。(既にリモートプログラムを入れている場合は置き換え)
またvoiceフォルダーのjukeboxフォルダーはそのままロビのSDカードのvoiceフォルダーに入れてください。
RBConverterフォルダーのNinshiki.xmlはロビボイスコンバーターで提供されるものと置き換えてください。
ロビボイスコンバーターとロビのリモート接続用プログラムはこちらからダウンロードする事ができます。
音声認識のセットアップやロビボイスコンバーターの操作方法はこちらを参照してください。
音声ファイルや認識語データの変更方法はこちらを参照してください。
実際にこのプログラムを動かした動画です。
再生時間を最短にすると難易度が上がり結構難しくなります。
ロビボイスコンバーターの音声認識を使う事で標準の「はい」「いいえ」で答えるクイズと比べて解答の幅が広がりクイズ性が増したのではないでしょうか。
なおロビのプログラム変更やSDカードの書き換えは、ロビ本体への影響を及ぼす可能性があるのであくまでも自己責任という事でお願いします。
必ずオリジナルのSDカードのバックアップは取っておいてください。
問題があったらオリジナルのSDカードに戻してください。
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