ロビ1のロビ2化 その2(ロビ1.2)
2020年3月8日
3月18日改訂
動作が安定しているのロビ1をベースにロビ2の機能が使えるように制御ボードを変更してロビ2化しています。
前回はロビ1のマイコンボードへロビ2のものに変更しました。
今回は第二弾としてBluetoothボード(73号)を取り付けてみました。
Bluetoothボードの取り付け
Bluetoothボードは71号のケーブルでマイコンボードに接続します。
このケーブルのコネクタは他のシリアルケーブル(4本線)と違うタイプなので別途購入する必要があります。
ロビ2のBluetoothボードはケーブルを配電盤の後を通してバッテリィーの奥に設置しますが今回は右肩のサーボの下に挿し込む事にしました。
基板の裏が他のマイコンに接触しても構わないように基板の裏にビニルテープを貼っておきます。
なるべくSDカードの抜き差しの邪魔にならないような位置に設置してください。
挿し込む時にサーボケーブルを切断しないように注意してください。
本格的に取り付けるのであればボトムボディカバー(本体の底板)を外して分電盤の奥に置く事をお勧めします。
この位置だと特に固定する必要がないと思いますが必要なら両面テープでボディに貼り付けておいください。
Q-boとの連携
Bluetoothボードが付いたのでQ-boからのBluetooth信号をすべて受信できるようになりました。
ただカメラが付いていないので顔認識ができずQ-boを使ったユーザ登録等はできませんがロビライドの操作などロビ1の音声認識でできない操作が可能になります。
現時点では以下のようなのQ-boとの連携が行えますす。
・Robiブックのロビへのかんたんコマンド表(カメラと時計関係は除く)
・ボードゲーム(ロビとQ-boといっしょモード)
・ロビライド用のロビへのかんたんコマンド表
本機能を行うには前回(その1)と同じプログラム(STARTUP.BIN)を使用します。
詳しくは前回の記事を参照してください。
Bluetoothによるリモート操作
M5Stackなどを使ってBluetoothによるリモート操作でロビを動かす事ができます。
ロビ2の認識語がすべて送信できるのでロビ1の音声認識でできない操作が可能になります。
ただしカメラやRTC(時計)が付いていないので顔認証や日時に関する命令は行えません。
Bluetoothによるリモート操作を行うには前回のプログラム(STARTUP.BIN)に対してロビ設定ファイルエディタ2のプログラム変更機能でリモート機能を追加します。
リモート対応とBluetoothをチェックしてください。(ダイアログ赤丸)
詳しい説明はロビ設定ファイルエディタ2を参照してください。
Q-boを使ったオプション機能
STARTUP.BINを変更する事によってQ-boを使ってパワーアップパフォーマンスや絵本を読ませたりする事ができます。
変更はロビ設定ファイルエディタ2のプログラム変更機能のバイナリパッチボタン(前出ダイアログ青丸)で行います
Q-boを使ってRobiブックのロビへのかんたんコマンド表のドットコードでパワーアップをやらせる事ができます。
パッチファイルは以下のURLからダウンロードする事ができます。
http://www.mcc3.mbsrv.net/robox/pwrup.zip
Q-boを使って絵本やRobiブックのロビへのかんたんコマンド表のドットコードで絵本を読ませる事ができます。
パッチファイルは以下のURLからダウンロードする事ができます。
http://www.mcc3.mbsrv.net/robox/book.zip
詳細は各ReadMe.txtを参照してください。
なお本パッチを適用すると本来のロビへのかんたんコマンド表での操作が行えなくなります。
Robiブックのロビへのかんたんコマンド表を使うパッチを同時に適用する事はできませんのでどちらか一方の機能を選んで適用してください。
音声認識の抑制
ロビ1の音声認識ボードからエラーが頻発したりBluetoothのみでロビを操作する場合はロビ設定ファイルエディタ2で音声認識を抑制する事ができます。
プログラム変更機能で音声認識を「行わない」に設定してください。
実際に動かした動画です。
Bluetoothボードを取り付けるとQ-boと連携できたりM5Stackなどでリモート操作が可能になりできる事がかなり増やす事ができます。
カメラ(画像認識ボード)やRTC(時計)が付いていないので一部できない機能もありますがリモート操作でほとんどの機能が使えるようになりました。
ロビのプログラム変更やSDカードの書き換えは、ロビ本体への影響を伴うのであくまでも自己責任という事でお願いします。
ロビのオリジナルプログラムは必ずバックアップを取っておいて問題があればオリジナルのプログラムに戻してください。
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